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スペイン

シェリー


シェリー(Jerez-Xeres-Sherry y Manzanilla-Sanlucar de Barrameda)

シェリーはイベリア半島最南端のカディス県のヘレス・デ・ラ・フロンテラの町を中心とし、その周辺地区から産出する酒精強化ワインである。


★ヘレス・デ・ラ・フロンテラ、★サンルカール・デ・バラメーダ、
★エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの 三つの町を結ぶ三角地帯が第一級のシェリーを産出する。

ブドウ畑は海抜0から150mまでの高さの土地にあり、気候は暑いが大西洋の風で温度はやわらげられる。
★アルバリサと呼ばれる土壌は石灰を多く含み、春の雨をセメントカバーのように蓄えぶどうの熟す暑い季節に根に返す。

ぶどう品種は パロミノ種とペドロ・ヒメネス種でフィノとオロロソのベースワインとなる。

このベースワインが★フロールと呼ばれる産膜酵母を発達させ、フィノ・シェリーにユニークなキャラクターを与える。

★ソレラ・システム

醗酵が終了するとクリアデラと呼ばれる熟成庫に送られ、地面より高く、風通しのよい場所にいくつもの熟成用樽の列が3段、4段と積み上げられる。

最下段の★ソレラが母親、その上の4段(★クリアデラ)が子供ということになる。

一番上が古く、一番上が新しい。

熟成ワインは一番下のソレラから1/3を取り出して、調合、アルコール調整して瓶詰めされる。

ピラミッド上に積み重ねられた樽からは一番上からその下に、同様にその次の樽からその下の樽へ継ぎ足され一番下のソレラにたどり着く。

各段階で古いワインと若いワインが混ぜられるたびに、特徴がブレンドされ均質なワインに仕上がっていく。

少なくとも3年は熟成されるが、現在使われているソレラの中にはクリアデラと共に19席世紀に造られたワインもある。最高級のソレラであれば100年以上前に醸造されたワインを含んでいる事になる。

すべてのシェリーはアルコールが強化されフィノ、マンサリーニャ、アモンティリャードの場合15度から15.5度、オロロソでは17.5度である。シェリーは通常辛口であるが、甘口のものにはペドロ・ヒメネスなどの甘口ワインが添加される。



★シェリーの種類

・Fino(フィノ)
軽く、色は薄い、すっきりとドライ。生産地はヘレスとプエルト・デ・サンタ・マリア

・Manzanilla(マンサニーリャ)
サンルーカ・デ・バラメーダで造られるフィノの事をこう呼ぶ。海に近いため口に含むとやや塩気を感じる。

・Amontillado(アモンティリャード)
フィノが古くなってフロールが死んでしまうと酸化する。ソレラで活性化させると琥珀色になり、
ナッツのような香りと味になる。

・Oloroso(オロロソ)
フロールが発達しなかったワインにアルコールを強化し、酸化させて強烈な香りとデリケートなコク
深みを持たせたもの。金色、辛口。





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