スペインワインの産地と特徴

スペインワインの産地と特徴




◆アンダルシア地方
  
  スペイン南東部、東アンダルシア(38000ha)、西アンダルシア(78000ha)のぶどう栽培地がある。
  白・赤・ロゼの中級ワインも産出するが、大半は酒精強化ワインで、中でもヘレス(英語でシェリー)
  は世界的にも有名である。
  
  D.O.
  
  コンダド・デ・ウエルバ(Condado de Huelva) 1964年認定
  ヘレス(Jerez) 1933年認定
  マラガ(Malaga) 1937年認定
  モンティリャ・モリレス(Montilla-Moriles) 1932年認定
   シェリーのアモンティリャードはこのモンティリから派生した言葉である。
   原産地呼称を受けているワインは3つのカテゴリーに分類される。
   
   ・ホベン・アルフタード(ヤング&フルーティー)
    若いワインでアルコール度数は10度から11度 アイレンとペドロ・ヒメネス、その他の認可品種から
    造られる。醸造したその年に販売される。
    
   ・アルコール15度以下のアペリティフ、デザートワイン
    ドライ、ミディアム・ドライ、ペール・クリーム、クリームワイン、
    自然なアルコール度14.5度、英国で好評。
    
   ・アルコールが15度を上回る酒精強化ワイン
    英国以外ではフィノ、オロロソと呼ばれ、英国ではリカーワインを呼ばれる。
    ペドロ・ヒメネスから作られることがシェリーとの違いで、第二の違いは醸造方法
    第一醗酵が5日から1週間で終わると、ワインは濾されて第二段階の醗酵の為のティナハスという、
    この地方独特の大きな容器に移し替えられる。ティナハスに入っている間に、ワインのタイプが決定。
    
    基本タイプはフィノとオロロソの2タイプでタイプの決定は試験場の分析結果とワインマイスターの
    感覚による判定で行われる。
    
    ヘレス産とモンティリャ産の違い
    
    ヘレスではすべてのシェリーはタイプ別に多少とも酒精強化され、フロールの影響を受ける。
    
    モンティリャ産のフィノはフロールの影響は小さく、アルコールが14度から15.5度の間になるように
    強化される。加えられるアルコールの量は、自然に生じたアルコール度数によってきまり、時には
    必要のない時もある。ペドロヒメネス種の持つ糖分によって度数が充分に高くなるからである。
    

 ◆中央部
  
  カスティーリャ・ラ・ヌエバ地方中心に、レバンテの一部を含む770,000haの大産地。
  スペイン中央の内陸部にあって、スペインワイン全体の約半数を生産する。白・赤の比率は7:3で
  白、赤共にアルコール度数の高いテーブルワインを生産している。
  

       D.O.
  
  ラ・マンチャ(La Mancha)1966年認定
  バルデペーニャス(Valdepenas)1964年認定
  ビノス・デ・マドリード(Vinos de Madrid)1990年認定
  メントリダ(Mentrida)1960年認定
  モンデハール(Mondejar)1997年認定
  

   ◆カスティーリャ・レオン地方
  
  中央内陸部よりやや北西の広大な地域、アビラ、セゴビア、ソリア、サラマンカ、バリャドリド、サモラ、
  ブルゴス、バレンシア、レオン州からなる。
  
  D.O.
  
  リベラ・デル・ドゥエロ(Ribera del Duero)1982年認定
  シガレス(Cigales)1991年認定
  ルエダ(Rueda)白 1980年認定 赤・ロゼ 2002年認定 ヴェルデホ種の軽い白のテーブルワインが人気
  トロ(Toro) 1987年認定 ティント・デ・トロ=テンプラニーリョ
  

   ◆北部・エブロ河流域
 
  北部海岸地方は9000ha、エブロ河流域は170,000haの広大なワイン産地。
  リオハはスペイン第一のワイン銘醸地として高級ワインを産出する。
  
  D.O.C
  
  リオハ(Rioja)1991年認定
   
   リオハ・アルタ(エブロ河、最上流の地域)
   リオハ・アラベサ(エブロ河北岸のアラバ県地域)
   リオハ・バハ(エブロ河下流地域)
   
  D.O.
  
  ナーバラ(Navarra)1967年認定
  カンポ・デ・ボルハ(Camoi de Borja)1980年認定
  カリニェナ(Carinena)1932年認定
  カラタユド(Calatayud)1990年認定
  ソモンターノ(Somontano)1985年認定 スペインのニューワールド
  チャコリ・デ・ゲタリア(Chacoli de Getaria)1990年認定
  チャコリ・デ・ビスカヤ(Chacoli de Bizkaia)
  

   ◆北東部海岸地方
  
  スペイン北東部地中海沿岸地域で、栽培面積113,000haのうち半分がD.O.
  カバの生産場スペインのスパークリングワインの90%を占めるといわれる。
   
  D.O.
  
  アンプルダン・コスタ・ブラバ(Ampurudan-Costa Brava)1975年認定
  アレリャ(Alella)1956年認定
  コステルス・デル・セグレ(Costels del Segre)1988年認定
  コンカ・デ・バルベラ(Conca de Barbera)1988年認定
  タラゴナ(Tarragona)1933年認定
  テラ・アルタ(Terra Alta)1985年認定
  プリオラト(Priorato)1954年認定 2001年DOC認定(州政府レベル)
  ペネデス(Penedes)1960年認定 カヴァの中心地だがスティルもある。
  プラ・デ・バジェス(Pla de Bages)1997年認定
  カタルーニャ(Cataruna)2000年認定
  モンサン(Monsant)2002年認定
  チャコリ・デ・アラバ(Txakoli de Alava)2001年認定
  

   ◆レバンテ地方
 
  260,000haの栽培面積、大半が赤とロゼと少量の白を産出
  赤はモナストレル種からコクがありアルコール度数の高いワインが作られる。
  
  D.O.
  
  ブーリャス(Bullas)1994年認定
  フミリヤ(Jumilla)1996年認定
  イエクラ(Yecla)1975年認定
  アリカンテ(Alicante)1957年
  アルマンサ(Almansa)1966年
  ウティエル・レケーナ(Utiel-Requena)1957年認定
  バレンシア(Valencia)1957年認定
  リベラ・デル・グァディアーナ(Ribera del Guadiana)1999年認定
  

  ◆ガリシア地方

    ポルトガルの北側、大西洋に接する地方で、栽培面積32,000ha
  
  D.O.

     リアス・バイシャス(Rias Baixas)1988年認定
  ビエルソ(Bierzo)1957年認定
  バルデオラス(Valdeorras)1957年認定
  リベイラ・サクラ(Ribeira Sacra)1997年認定
  モンテレイ(Monterrei)1996年認定
  リベイロ(Ribeiro)1976年認定
  
  
 ◆バレアレス諸島
 
  D.O.
  
  ビニサレム(Binissalem)1991年認定
  プラ・イ・リエバン(Pla y Llevant)2001年認定
  

   ◆カナリア諸島
 
  カナリア諸島はフォロキセラの侵入がないため、接木がなく17世紀から甘口ワインが生産されている。
  
  D.O.
  
  ランサローテ(Lanzarote)1994年認定
  ラ・パルマ(La Palma)1994年認定
  タコロンテ・アセンテホ(Tacoronte Acentejo)1998年認定
  バジェ・デ・ラ・オロタバ(Valle de la Orotava)1995年認定
  イコデン・ダウテ・イソーラ(Ycoden Daute Isora)1994年認定
  アボナ(Abona)1996年認定
  パジェ・デ・グイマール(Valle de Guimar)
  エル・イエロ(El Hierro)1994年認定