フランスのブルゴーニュ地方産の『ルイ』は、やや小ぶりで、角が丸くなった四角形が特徴です。塩水で表皮をウォッシュしながら熟成させていくタイプですので、表面は少ししっとりと湿っていて、表皮の色はきれいなオレンジ色です。切り分けてみると淡いクリーム色で、なめらかな組織が現れます。
この『マンステール AOC』は、フランス東部アルザス地方の唯一のAOCチーズです。元々は、この地方に建てられた修道院で作られはじめたという歴史を持ち、そのおいしさが広く知られるようになって、生産は拡大していきました。また、ドイツとの国境に近いこともあり、ドイツでもはとても有名で、このチーズには「フランス風」と「ドイツ風」の作り方があるのだとか
『グレ・デ・ヴォージュ』とは、フランス産のウォッシュチーズです。その名前を直訳すると“ヴォージュ山脈の砂岩”という意味に。ヴォージュ山脈とは、アルザス地方を南北に走る山脈で、ここではアルザス地方を代表するウォッシュチーズ『マンステール』が作られていることで有名です。『グレ・デ・ヴォージュ』もその仲間のチーズで、何度も塩水で洗いながら熟成させるので、ウォッシュチーズ特有の強い匂いが特徴的な一品です。
この『ルブロション AOC』は、フランス東部のアルプスの山中で作られている小型チーズです。おいしい空気とフレッシュな牧草を食んだ牛のミルクから作られる「山のチーズ」で、おだやかでフレッシュな味わいがあります。かつて、牧場主の目をごまかすために、一度で乳を全部搾り切らず、二度目に搾った乳から作られたという由来があることから、「再び搾る」という意味の名前が付けられたそうです。何とも人間くさいエピソードですね。
フランスチーズの名産地ノルマンディ地方でも、一番古い歴史を持つチーズだといわれるのが「ポンレヴェック」。この『プチ・ポンレヴェック AOC』はその小型版です。12世紀の修道院で作られ始めたというチーズで、現在でも地域ではナンバーワンの人気を持つチーズです。
フランスを代表する有名なチーズメーカー「ショーム社」の人気商品がこのチーズです。自社の名前を商品名としていることから分かるように、本国では人気も高く、同社の看板商品となっています。表皮はとても鮮やかなオレンジ色をしていて、見た目もとてもキレイ。ナイフを入れてみると、ねっとりとしていてまるで“お餅”を切っているかのような感覚があります。