目に鮮やかなオレンジ色が特徴の『ミモレット』はフランス産のチーズです。製法としては、こちらも有名なオランダ産「エダム」とほぼ同様で、どちらも世界中で愛されているハードチーズの傑作です。熟成の少ないものはまだ柔らかさが残り、弾力もあるのですが、1年半もの期間熟成されたものはしっかりと固まり、まさにハードチーズといった印象になります。ほのかに甘い香りもしてくるようになってきて、きちんとミルク本来の美味しさや旨みが凝縮された、最高の味わいが楽しめるでしょう。
すっかり有名になった「チーズフォンデュ」と並ぶ、スイスの代表的な料理に「ラクレット」というものがあります。その名の通り、この『ラクレット』というチーズを使った、お手軽な家庭料理です。料理の名前にもなるぐらいですから、このチーズはそのまま食べるより、やはり「ラクレット」で召し上がるのが一番おいしい食べ方でしょう。
紀元前、ローマ帝国の時代から作られていたといわれる最古のチーズのひとつです。もともとはチーズは保存食として扱われていましたから、きっとローマの兵士たちもこの『ペコリーノ・ロマーノ』を食べていたことでしょう。この当時とほぼ同じ製法を守り続けているため、その味は保存食らしく、とっても“しょっぱい”のです!
「赤玉」の愛称の通り、表皮の赤いワックスが目印の『エダム』は、『ゴーダ』とともにオランダを代表するチーズです。同名の町で生産されたことが始まりとなって、今や世界中に輸出されるようになり、そのおいしさはすっかり有名となりました。日本でも以前から調理用のチーズとして使用されていて、チーズを食べなれない日本人にとって、クセの少ない穏やかな味わいは多くの方から受け入れられやすかったようです。
この『グラナ・パダーノ』というチーズを語る際に、必ず比較されるのが『パルミジャーノ レッジャーノ』です。どちらもイタリア産チーズであり、歴史的にもほぼ同じ起源を持つ、まるで兄弟のような生い立ちなのです。この『グラナ・パダーノ』の特徴は“お手頃な価格”でしょう。パルミジャーノと比べて製造基準が緩く、より多くの量を作ることができます。また、熟成期間も少し短めとなっているためより穏やかな味わいがあり、かえってこちらを好まれる方も多いほどです。
スイスのチーズでは「グリュイエール」や「エメンタール」といった大型チーズが有名ですが、この『アッペンツェール』は直径30cm、重さ8kgの中型クラスのハードタイプチーズです。その歴史は9世紀頃にまでもさかのぼり、古い文献にも記録が残っているとか。伝統あるスイスチーズの中でも歴史あるチーズだといえるでしょう。